2016年1月15日金曜日

喪失感に耐えられないんです

「特養ホーム」は超高齢の方が多く、
脳梗塞後遺症などで「車椅子」生活の方や、認知症が進んだ方
精神症状を伴った方々が多いのですが…

私の母もそうでしたが、若いころバリバリ動けていた方々は特に
次々に出来なくなっていく、この喪失感に耐えられません

身体が動けなくなって、年を取ったことを実感し、「死」が近づいてきている事を
痛感しながら…
口に出すのは「はよう死にたか…」と言って、沈み込みます。

「な~んも、できんごとなった…情けなか…」
母が口にしていたこの言葉を、職場の利用者の口から良く聞く今日この頃です。

この、どうしようもなく落ち込んで行く時、母はまだ信仰がありましたから
「聖書の読み聞かせ」を喜び、祈り、神様と話す事に目を向ける事が出来ましたが

んんんんんんん
まだ、神様の事を知らないこの方々に…
どうしたものかと…

今までになく「死にたか…」と言ってる方が多いんです
死に急がなくても死は確実にやって来るのに

寂しいんです
そして、「死」が怖いんですよね
「死にたか」と言う人は
「死にたくない…私の側に居て慰めて頂戴…」と言ってるんです。
やはり心配なんですよね

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