今年は被爆70周年です。
利用者の方々が「被爆劇」を披露しています。
本当はね…
みんなもう忘れたいんです
こうして当時の事を披露するって、当時を思い出し辛いんですよね。
でも、自分たちにしかできない事だから
生き残った自分たちに与えられた「使命」だと感じてるから
この苦しみを、今の若者にも伝えたいから
緊張する中
体調が悪い中
一生懸命に、平和学習に来られた子供達に語り部として語るんです…
テレビや新聞の取材を受けるんです。
年々伝える事が出来る人って少なくなってるんです
練習中、心不全や喘息発作を起こし、突然入院する人がいます
練習中、熱演し舞台から落ちて骨折した方もいます
一生懸命なんですよね
なぜ?
それは、あなたに「平和」を伝えたいから…
きっとその姿勢が「熱演」と評価されるんでしょうね
ただその人が地を這うだけで心を打ちます
ただその人が、びっこを引きながら、さ迷うだけで涙が出ます
ただその人が手を合唱させ祈る姿が胸を打ちます
声に出るのはただ…
「かあちゃ~ん…」
「○○子~…」
「熱か~ 熱か~…」
一人一人は何かが出来る訳ではないんです
自分に与えられたその任務を全うしたいだけなんです。
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