2014年2月26日水曜日

母の信仰…No22

今日は、H26年2月26日…
朝からずっと雨が降っています。
職場の窓から見える景色は…
霞んで何にも見えません。

H23年2月26日…
私は母の枕元で聖書を読み続け…
全部読み終えたある日、危篤状態になりました。

駆けつけ慌てて聖書を開きました…
自然に開かれた箇所は、ヨハネ1章5節「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」

そう
母と私が一番好きな箇所でした。
「ばあちゃん!良かったね!ばあちゃんが一番好きな箇所だよ…ばあちゃんありがとう」と私が言った時、大きくうなずいて天に帰ったんです。

何時の間にか…
もう3年も経ったのです。

昨日のことのように表情も仕草も言葉も…覚えているのに。

そう…私達は…
1月高校受験の合格通知を受け取り…
母に娘(カナリア)は言いました。
「おばあちゃん…うち…高校に行くんよ…学校行くよ。」って…

すると、もう何にも解らないかと思っていた母が、突然パッチリと目を開け言いました「何ね!あんた学校いっとらんかったとね!」って…しっかりした口調でしゃっべったんです。

もう…びっくりしました。

そして、娘は母に言ったんです。
「中学校…行けんかったけど…私は高校に受かったんだよ。おばあちゃん…高校行くよ。」って涙ながらに。

母は「間質性肺炎」となり、先生に「あと一週間の命…」と言われても、ずっと言っていたんです。「私はこの子が一人で泣かないで留守番ができるようになるまで死なない!」って。

そうなんです。
私は娘が中学校に行けず苦しんでいたことは伝えていなかったんです。
面会には何時も中学校の制服を着て行きました…

母は、「もう大丈夫」と見定めて天に帰ったんです。

ふと思い出し…胸が切なくなりました。

でも母は天で…微笑んでいます。

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