2015年6月2日火曜日

満面の笑みと、疲れきった顔

朝…今にも雨が降りそうです。

以前、私も数回旅行付添いをしたことがあります。
それは高速道路で、最初の休憩場所で起こりました

一人の人が、ぐったりしてます。
声をかけても反応がありません
ただの眠り込みでしょうか?
それとも、脳梗塞とか?
血圧・脈拍・顔色・麻痺は?
既往歴を調べ想像できる事柄を思い浮かべ
私はその方の側にずっと付いていたわけですが

やはり「脳外科受診しましょう」と知らない土地で病院を捜しました。

他の方は旅行を続け、私一人付き添います。
頭部CTを撮り、色んな検査をしますがまだ反応は戻りません
点滴をし経過を見ます。
時間が随分すぎ…

結局は「酔い止めの効きすぎ」
みんなが旅館で夕食を済ませた頃に合流しました
私の夕食には「片寄って、ごっちゃになったお弁当…」

夜もその人と同じ部屋…
夜間のトイレ介助など、一つ一つに見守りが必要です

そうなんです。
旅行は…
利用者の方に楽しい思い出を作ってもらう為に、
私達職員は昼も夜も全力で 支援するんです。

私の旅行付添いは殆どこのようなものでした…

ホームに帰宅時、利用者の方はどの人も嬉しそうな顔
満面の笑みを浮かべていますが、
一方職員の顔は疲労困憊…もう、これ以上は出来ません…
無事に連れて帰り「任務は全うした」
そんな両極端な顔がそこにあります。

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