どんよりとした空です。
でも、今日は晴れて欲しいな…
我が職場では、元気な利用者を「一泊旅行」に連れて行くんです。
「温泉」にね
以前…私が勤めて一か月たったでしょうか…
忘れられない出来事がありました。
その日、その利用者の方は旅行をとっても楽しみにしていました。
当時は朝早くから出発でしたから、早く起きて洋服を着替え準備して…
一旦ベットに横になったところ…
出発時間に来ないので行ってみると、その方はとっても幸せそうな顔をして
きちんと身なりを整えて、まっすぐ仰向けに休んでたんですが…
温泉旅行ではなく、天国に行っちゃってたんです。
私達はそれはもうびっくりして…
でもね、他の利用者の方は口々に言いました
「私もあんな風に最期を迎えたい…」と
とっても楽しみにしていた旅行です 。
ワクワク・ウキウキ
これから先の出来事を想像して幸せいっぱい
この職場に来て、高齢者の方の「死」の受け止め方が、
病院と全く違うのにびっくりしたんです。
「死」がオープンです。
どの方もいずれ私も旅立つんだ…と受け止めてるんですよね。
この方が最後までどのようにすごし、天寿を全うしたか等を話しながら
みんなで玄関でお見送りをするんです。
今日の旅行…楽しい思い出を作って来て欲しいな
この時は今しかないから
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