仕事を終えて自宅へ帰ります。
久しぶりの晴れ間で、遠くの山々も今日は見えます。
長崎大水害の日…
弟と必死で自宅にたどり着いた私でした。
普通の道路を水が膝あたりまであり、その勢いは凄いものでした。
今にも流されそうで必死…
弟と大きな声で声を掛け合いながら 、一歩一歩前に出ました。
その日…ガスも使えず、停電です。
家の中至る所に「ろうそく」を灯していました。
長崎の町はすり鉢状ですから…
私は家族と窓越しに外を見ていました。
突然、「キャー」と言う悲鳴と共に遠く正面に見えていた家の灯りが消えました。
その家の上にある人たちが避難してきてましたが
避難場所が土砂崩れで、ぺっちゃんこになってしまったんです。
怖くて…
又、遠くからこちらに向かっている人達の事を思い眠れない夜を過ごしました。
翌朝早く外に出てみると
至る所が崩れ、小さな川沿いにあった家が流され…
川に家の屋根があり、玄関のドアがありました。
至る所で家のベランダに衣類が巻き付いていました
ガスの臭い…
その光景は…凄まじいものでした。
ふと…当時の事を思い出してしまいました。
いつ…再び…
このように山は崩れ、地は揺れ動き、真っ二つに引き裂かれる…
このような現状が起こらないとも限らないのです。
だから…目を覚ましている必要があるんです。
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