2014年6月16日月曜日

天までとどけ…

今日仕事帰りにNさんの所にお見舞いに行きました。
その病院の駐車場に咲いていた紫陽花です。
ちょっと変わった花びらで、面白いな可愛いなとしばらく見とれていました。

今日のNさんは熱は下がっていました。
声を掛けると解ってくださり、「きついですね…お祈りをしに来ましたよ…」と言うと、「ウン」と頷きました。

色々祈って行くたびに…
頷くのですが、「神様が癒して下さったら、まず美味しいお寿司を食べに行こうね…最初になに食べる?」

やっぱり、トロにする?ヒラス?ハマチ?タイ?アジ?
などと一つ一つ言うと、「ウンウンウン…」と、どれにもしっかり頷くんです。

やっぱり、自分の口で食べたいんです。「自分で食べたいよね…辛いね…」と言うと「ウンウンウン…」って…

だから一緒に祈りました。
「癒し主であられるイエス様…あなたを信じます。私の切なる願いを聞いてください。私の叫びを聞いてください…」って…


そして、一つ一つ丁寧に祈ります。
昨日誕生日だったんです。
誕生日のお祝いをしに…この手に孫を抱くことが出来るように…

私の父も、入院して直ぐ誕生日でした。
でも…見る間に呼吸が出来なくなって人工呼吸器が付いちゃったから…
何時も話しかけました。
「誕生日のお祝いをしに行こうよ…
何にする?やっぱりお寿司かな?焼肉もだいすきだよね…」って

すると、顔が…手が…ピクピクッって一生懸命話返事をするんです。
何時も何時も一生懸命話しかけ…
必死で祈ったんです。

このNさんは父よりもずっと若いんです。やっと66歳です。
反応を示すことだって出来るんです。

その声にならない声を私は聞いてあげたいんです。そして、愛する人にその言葉を伝えてあげたい…

希望を捨てないで欲しいから…
何時も神様に求めて欲しいから…

苦しみの中で忘れてしまわないうちに、私は一緒に祈りに行きます

また来るからね…待ててね…と言って別れました。
もちろん…
夜の恐怖から完全に守られるように祈りながら…

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