これは「ブルーベリーの苗木」です。
以前、T牧師が長崎教会から、東京に移られる時に…頂いた苗木です。
普通…
ブルーベリーって場所を移すのは難しいんですよ。
3本程頂き植えましたが…
1本だけ付いたようです。
今年は生き生きとした可愛い葉を付けてくれました。
「うれしいな」
何時も見ては、ニンマリと微笑む私がいます。
大きく育って欲しいな…
そして、沢山の実を付けて欲しいな…と、何時も祈っています。
やんちゃな父は…
元気な時は「船乗り」でした。
ですから留守が多いのですが、陸に上がると何時もお酒を飲んでいました。
根が真っ直ぐな父は、飲むと今まで溜まっている…理不尽な事柄を思い出し、怒り始めます。
私は子供ながらに、酔って叫ぶ声が嫌いで…
五島にいた頃…
父が家に帰ってくるのが遠くから解りました。
だって大きな声で「お〜い 山本く〜ん」って歌いながら帰ってくるんですもの。
私達子供は(8人兄弟)大急ぎで布団に潜り込み「寝たふり」をします。
だって…
必ず、布団をめくり入ってくるか、体をくすぐり起こすんですもの…
酒臭い息を吹きかけられるのが大嫌いでした。
そんな父も年を取り…
耳が遠くなりました。
ですからテレビのボリュームを上げて…まるで映画館のような響きです。
よく「じいちゃん !近所迷惑だよ!」と言ってボリュームを下げたものです。
晩年は…
母が病気をした年から、仲良く父も入退院を繰り返すようになりました。
そう…二人仲良く急変するのは同じ時でした。
母が在宅酸素になり…
ヘビースモーカーだった父はタバコを辞め、自分も脳梗塞を発症しお酒も辞めました。
結構重症でしたが、医療の助けと神様にすがる時が導かれました。
それでも、当初は祈りの時聖書を読む時は…スッといなくなりましたが…
3度目の脳梗塞は遂に、「脳幹梗塞」となり、呼吸を司る司令塔がやられ…「植物状態」を余儀無くされました。
でもね…
そのお陰で、仕事帰りに病院に立ち寄る私の、下手くそな「賛美」を聞き、耳元で「祈られ」「聖書」を聞く羽目になったんです。
だって…今度は逃げられないんですもの。
でもね…
最後の病気で、あんなに耳が遠くなっていたのに…
聞こえてたんですよ。
「賛美」が…「祈り」が…「聖書」が…
本当に不思議でしたが、その事を感じることが出来たんです。
結果…「人工呼吸器」を付けても長くは生きれないだろうと思われましたが…何と…
1年も生きて…その間に…
ちゃんと「信仰」が入って言ったんです。
だから…
父も母と一緒に「天国」に行ったと私は信じています。
私達の人生は…
どうしようもなく大変と思えることも…悲しみも苦しみも…全ての事柄に無駄はなく、「益」と変えられるんです。
だから…
目に見える状況に振り回され嘆き悲しむ必要は無いんです。
私はそれを体験し学んだんです。
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