今日は朝から結構激しく雨が降っていました。
ご覧の通り、我が職場では…
一寸先は…何にも見えません。
こんな時私は「天国に一番近い場所〜」などと思ってしまいます。
だって…
雲の中にいるような気がするんですもの。
今日職場に着くと…
ターミナル期として過ごしていた方が、朝早くに天に帰っていました。
私の職場では「死」の受け止め方が病院とは随分違うんだと思います…
病院では「死」を周りの人に気づかれないように…
人が亡くなったら、極力周りに知られないように、こっそりと地下にある霊安室に運びます。
そう…何とも言えない陰湿な場所へ。
でも…
私が務める職場は違います。
朝…放送朝礼の時に必ず、⚪️⚪️の町でお住まいの⚪️⚪️さんが私達より一足先に天に帰られました…
と伝え、玄関ホールに利用者も職員も出てきて見送るんですが…
みんなの前で白い布をめくり顔を見せます。
そして、どのような方だったかなど思い出を話し、家族も挨拶します。
そして…
みんなで聖歌を歌います。
「あめのきさき 天の門 …海の星と輝きませ アベ アベ アベマリア〜」と…そして「共同祈願」を祈り…
更に聖歌を歌いながら霊柩車に乗り込み、出発するまでみんなで見送るんです…アンジェラスの鐘がなる中を…
私がこの職場で始めてこの光景を見た時…
私はびっくりしました。
病院しか経験が無かった私は、同じような高齢者が…
みんな「死」を受け入れている事にびっくりしたんです。
そして…
「良かったね…」「私もこんな風に見送って欲しい…」って…「死」は暗いものではなく、もちろん怖いものではないんです。
一人一人が…「死」を目前に感じながら生きてるんです。
そして…
他宗教の方々が心を合わせ…
何の違和感もなく、なくなったら「神様の元に帰る…天に帰られた…」との言葉を受け入れてるんです。
不思議といえば不思議でしょ…
そして…
「神様」を…
知っている人はとても穏やかに旅立つんです。
病院では、「病気を治そう」「病気と戦おう」と誰もが思っており、「死」を受け入れるのには凄い格闘があります。
本人もご家族も、もがき苦しむ様子をよく目にしました。
私達一人一人は「死」に向かって行きているんです。
だから…この世での使命を全うする為に…時を大切に…どのように生きるのか…
とても大切なんです。
あなたは…
何を選びどのように行きて、どのように天に帰りたいでしょうか?
考えた事がありますか?
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