2015年10月19日月曜日

最後の大仕事

 今日も、消防署の前を通って職場へ向かいます。
そして思うんです
今日こそは、救急搬送することなく穏やかに過ごせますように…と 祈るんです。

私が勤める場所は「特別養護老人ホーム」ですから…
90代から100歳代の方々…結構いるんですよね

今日も、食事を拒否し発熱した方の御家族様とじっくり語り合う時が持てました
昔は家庭で無理をせず、そっと見守るだけでしたが…

さあ…あなたは人生の終盤を迎えようとする方のご家族に、
どのようの説明されますか?

時々、このような大切な場面に、ご家族と…
又、本人も交えじっくり話し込む時があります。

そして言うんです。
「神様が定めた日までは生きるんです…
いまこの状態でさえ生きてる意味があります
今まで苦労し涙してきたことは、必ず益と変わるんです。
お母さんは今あなたにその事を伝えたいんです…
最後の大仕事…しっかり最後まで受け止めてあげて下さいね…」と

すると、本人様の口から声が漏れ、うなずきながら言うんです
「ありがとう…」って

私の役割は、
利用者様の声にならない声を、ご家族様に伝える事なんです。


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