このカバンは娘のものです。
特別に綺麗にしていた訳ではありません。
ただ…使っていないだけ。
机も綺麗ね…
ただ…勉強してないだけ。
何時も何時も祈っていました。
おばあちゃんも、おじいちゃんも…
明日の命は保証出来ない状態でしたし、娘はただ「死にたい」としかいいませんでしたから…
頼るものは神様しかありませんでした。何時も教会で祈りました。
私は、「おばあちゃんもおじいちゃんも必ず癒される…娘は学校へ行く」と信仰告白をしていました。
明日の命は解らないと、大学病院の先生に言われましたが…
神様の手が動きました。
その後、二人は入退院を繰り返し…
そう…8年もおまけの人生を過ごしたんです。
娘は…
中学校の先生に「評価が出来ない…」と言われました。
だって…ほとんど学校へは行ってませんから当然です。
ところが、高校の道が開かれたんです。神様としか言いようのない出来事でした。
何時も、「発熱と胃の痛みと吐き気と腹痛と下痢」に悩んでいた娘でしたが…
高校を休むことなく…
ちゃんと登校したんです。
「学生が学校へ行く」
この普通当たり前と言う事が出来ることが…とっても嬉しかったんです。
神様が…
長い長いトンネルの中にいた時…
光を完全に見失ったと思っていた時も…共にいてくださったんです。
だから…もしあなたが同じような境遇に居るなら…
あなたに伝えたいって思うんです。
必ず…
あなたが神様に目を向け、信じるならば…
神様の手は動き、その暗闇から救い出してくださる事を…
あなたのその涙は…
喜びに変わるんです。
つづく…
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