2014年1月22日水曜日

導かれて…No1

両親がまだ一緒にこの家に住んでいた、平成17年8月16日…我が家で産まれた「マシュリー」です。

私は特別「犬が大好き」って訳では無かったのですが…

平成16年2月引越しの段ボールの箱がまだ山済みだった時…

病院から職場に電話がありました。
「とにかく早く来てください」と。
母の状態は、とても混乱していました。一目見て病院では困難と思いました…だから私と一緒に家に帰る事にしたんです。

まだ酸素の量も多く世間では"インフルエンザ"が猛威を奮っていた時でした。私は覚悟を決めて「何時急変しても仕方ない…母の望むままに受け止めよう…」と思って。

10月…姉達夫婦も一緒に生活を始めました。(お兄さんが肝臓癌の末期状態でした)
この際「2人も3人も変わらない…」と言う私の判断で。

数ヶ月が経った時に、姉達が大阪に置いてきた愛犬「チェリー」に会えないまま、お兄さんが旅立つのは偲びない…と思い、「チェリー」も一緒に生活することにしたんです。

そして、いつ消えてもおかしくない命を目の前にして…産まれる命を…
この3人に生きる希望…楽しみを…と思って…

翌年の平成17年8月に「チェリー」の初めての出産…仔犬が5匹産まれたんです。

混乱し凄い表情の母がベットから這い出てきました。
一番小さな「マシュリー」は、母犬のおっぱいになかなか辿り着けないんです。元気な兄弟に奪われて…

そんな様子を見ていた母は…
何とお世話をするようになったんです。
自分の身体を支えるのもやっとの母が…震える手でおっぱいを飲ませ、排泄物の世話を始めました。
(母は祈りと聖書を読んでもらう時だけ穏やかな表情をしていた頃です)

そう、狙い通り3人共に…私達みんなの顔に笑顔が戻ったんです。

この1番小さくて、「生きることができるだろうか…」と思った「マシュリーだけが後々この家に残ったんです。

神様は、人間だけでなく動物も用いられます。だって、神様が造られたものの一つですから。

長崎で最期を迎える覚悟を決めて来たお兄さんは「3ヶ月と思った命が3年も生きれた…旅行に行き…飲みたい時に好きなビールを飲み…状態が悪くなったら入院し…落ち着いたら此処に帰ってきて…もう何も思い残すことは無い…ありがとう」と言いながら…最終的には大阪に帰り、1ヶ月後には入院し天に帰ったのです。

生前、面白い光景がありました。
病気を抱えた人が沢山集まりました。もちろんみんな「癌」です。

でも、みんな明るくて…
「俺はまだそこまでの症状は無いぞ〜」「お前黄疸強くないか〜俺よりお前の腹でかいぞ!」「お前そろそろ入院じゃないか〜」「お前何回目の入院か?俺がまだ勝っとる!」なんて話しながら、みんなで爆笑し…

そして言いました
「こんな光景はそうないぞ…わははは…」って…又、爆笑です。

私はこの家を建てる時…
家を清めてもらう祈りをしてもらう時(この時はまだカトリックでした)神父様に言われました。
「何か願いが有りますか?」って…

その頃私には何をどう祈ったら…
何を願ったら良いのか解りませんでした。

でもね…
私の口から出た言葉は…
「病気や沢山の苦しみを抱えている人が…この家に集まって…一緒に祈り、その人達が生きる希望を持つ事が出来る家に…帰る時には元気になって…笑って過ごせる家に…」って言ったんです。

今の私が言ったのなら解りますが…
当時の私が言ったことがビックリです。
当時、祈るということはみんな一緒に決まった祈りをしていましたから…祈りの本に沿って…ロザリオの祈りなどを唱えていたんですから…

今思うと…この「癒し」を求め祈り始めた頃から私は今の教会に導かれていたんです。

だって…
具体的に祈り求めるしかない出来事がこの後、次々と押し寄せてきたから…

そして、祈り求めた時、神様の業を沢山沢山見るようになったからです。

あなたはどう思うでしょうか…
私って変ですか?

でも、あなたにもこの「神様」に…直接祈って欲しいから…

神様の「愛」を直接感じて欲しいから…

つづく…

0 件のコメント:

コメントを投稿