私達が新しい家に移ったある日…
父と「花と苗木」を見に行きました。
そう、この時父は自分の足で歩けたんです。
父はこの「きんかんの苗木」を欲しそうに見ていました。
我が家の片隅に、父の為に小さな畑を用意しました。それは「ネコのひたい」ほどのものですが…
よく、「父がいない…」と探すと…
きんかんの実をこっそり口に入れていました。
私に見つかると「二〜ッ」と笑い
子供のような顔を見せたものです。
私の両親は仲が良くて…
母が平成15年3月に「間質性肺炎」と診断され大学病院へ入院すると…
何とその年…8月に父も大学病院へ入院となったのです。
「頸動脈狭窄」首にある2本の動脈が1本しか作動していない事が解ったのです。
それは、元々の奇形なのかどうかは解らないとの事…しかし、片方の動脈がちゃんとホローして何とか生きていたようで…
そういえば、父は時々座り込んでいました。
時々「目の前が真っ暗になる…」と言ってたのですが、とても頑固で病院へ連れて行こうとしても、行かなかったのです。
今回は観念して入院し…
手術が必要となったのです。
そして…
つづく…
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